HISTORY

製作・教育に全力投球

製作・教育に全力投球

2016年、ついに当社も設立から30周年を迎えました。アメリカ時代の5年間を加算すると、この仕事をはじめてから35年です。

まったくの手探りの状態から、ここまで長く続けてこられたのも、お仕事を一緒にさせてくださった関係者の皆様、
一緒に頑張ってくれたスタッフ、そして、家族のおかげと心から感謝しています。

最近は、いくつかの映画賞をいただく機会が増えました。2015年に東京スポーツ映画大賞、技術スタッフ賞(審査員長ビートたけし)、
2017年に文化庁映画賞(映画功労部門)、全国映連特別賞、そして2018年の第41回日本アカデミー賞では協会特別賞、をいただくことができました。

賞を目的に仕事をしていたわけではないけれど、今までやってきたことを誰かが見てくれ、その価値を認めてくださったことは率直にうれしいことだと思っています。

特殊メイクへの認知が一般にもかなり広がり、業界を志す人も増えてきました。新しい世代を担う人材の教育も、ライフワークとして続けていきたいと思っています。

特殊メイクの世界にも変化もあります。製作過程では、3Dスキャナや3Dプリンタの導入、特殊メイクの利用分野では、
医療、AIロボットなどにも広がっています。他の技術者の方々と連携しながら、新たな可能性を伸ばしていきたいと考えています。

特殊メイクの世界を志してから今まで、順風満帆とはいえないまでも、大小さまざまな波風を受けながら、持ち前の前向きさ、
ノーテンキさで何とか乗り切ってきました。これからも、心強いスタッフとともに、新たな歴史をきざむべく航海を続けていきます。

皆様、これからもどうぞよろしくお願いします!